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会津大学20周年記念 会津IT秋フォーラムにちょっとだけ行ってきた

20年前にIT教育に力を入れることを標榜して誕生した会津大学が今年で創立20周年を迎えるということで企画された会津IT秋フォーラムに行ってきました。

基調講演はオラクルの遠藤会長。続いて経済産業省の課長から「産学連携への期待」が熱弁されました。
会場は地元の中学生も居て超満員の状態。

特別講演は津田大輔氏

左はUEIの布留川英一さん。先日enchant.js本の新作を出したばかりです。

津田さんはソーシャルメディアが社会に与えてきた影響に関して解説しました。
なかでも面白いと思ったのは、Twitter上でデマがどのように拡散していったかをアニメーションで検証できるTheGuadianのサイト


http://www.theguardian.com/uk/interactive/2011/dec/07/london-riots-twitter

なるほどこうしてデマは拡散していくのか、ということがよくわかります。

お昼休みには地元で評判のラーメン屋さん「めでたいや」でご飯

行列が絶えない超人気店でした。

名物「ねぎ肉ラーメン」と「ミニソースカツ丼」のセット。しかしこのミニソースカツ丼。
どうみてもミニじゃありませんでした。

とても美味しかったです。
津田さんはコンビニで買った「与沢翼物語」に大興奮

午後からは、分科会に別れてそれぞれのセッションに移りました。
分科会IIIではNTTドコモの執行役員研究開発推進部長の栄藤さんが「しゃべってコンシェル」で使われているアルゴリズムと開発秘話を披露しました。

これがとても面白い話で、写真も撮りたかったのですが関係者以外撮影NGとのことで簡単な内容だけご紹介します。

「しゃべってコンシェル」は、話をすると答えてくれる、いわばiPhoneのSiriのようなサービスですが、完成度がぜんぜん違います。

入力された自然言語を解析しているのは、サポートベクターマシン(SVM)と条件付き確率場(CRF)という、情報科学の基礎的な理論です。

栄藤さん曰く「情報学部を卒業した人なら誰でも作れるもので、ここに秘密はない」のだとか。

実際にiコンシェルの精度を支えているのは、iモード時代から培ってきた膨大なコンテンツ情報とメタデータの組み合わせです。

たとえば「お腹が痛い」とSiriに言うと意味が分かりません、と返されてしまいますが、「しゃべってコンシェル」の場合は最寄りの病院が出てきます。そして「パスタが作りたい」と言えば、レシピが出てくる、といった具合です。

自然言語からユーザーのやりたいことを読み取り、できるだけ正しい反応をするようにしているわけです。

また、ユーザーが使えば使うほどサービスそのものが改善されていくような「正のループ」を作ることも大事だと栄藤さんは訴えます。

「しゃべってコンシェル」では、音声として入力されたデータに対するユーザの反応もとっていて、ユーザがきちんと活用できているかを計測し、それによって次回の認識精度も継続的にあがるようにフィードバックされているそうです。

サービスがデータを産み、データがサービスを産む、これが正のループです。

また、サービスが成功するためには以下の三つの質問を順番に実行していくことが大切であると主張します。

 成功のための三つの質問
・Do they want it?
・Can we built it?
・Can we make money?

つまり、「ニーズ」「開発可能性」「事業可能性」の順番に検討すべきだと。
これを逆の順番、 つまり「事業可能性」から製品開発を始めたり、「開発可能性」から製品開発を始めたりするとシュアなサービスを作ることはできても、キラーアプリを作ることはできない、ということです。

栄藤さんは、この手のAIは進化していき、2018年にはクイズ番組や地理歴史問題が試験として成立しなくなるだろうと大胆に予想してこのセッションを終えました。

続いてはUEIの布留川さんの講演。

布留川さんは、実は会津大学の二期生。
その後、ドワンゴで世界で初めてのケータイ電話向け大規模RPGを開発し、二足歩行ロボットのプログラミング、そしてiPhone/Android、enchantMOONまで、ずっとモバイル分野で活躍を続けてきました。

会津大学を卒業後、彼がどのようなキャリアを辿ってきたかを紹介しつつ、日本におけるモバイルコンテンツ開発の経緯と、enchantMOONの開発の背景にある20年の歴史について紹介しました。

布留川さんに続いては、ジャーナリストの林信行さんのセッションでしたが、残念ながら私たちはここで時間切れ。
一路東京にとんぼがえりしたのでした。

しかし会津大学を起点として生まれたITベンチャー企業は地元にたくさんあり、G-Clueのように全国、全世界規模で活躍する会社もたくさん出てきました。

あまり参加できなくて残念でしたが、学校と企業との関係について改めて強く意識させられるイベントでした。

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