さあ、週アスで怒濤のプログラミング連載が開始された!
しかしそれだけでボーッとしている俺たちじゃあない。
せっかく連載が開始されるんだから、開発環境もドドーンと作ってしまえ、ということで急遽開発されたのが、この「code.9leap(コードナインリープ)」だ。
これの特徴は、とにかく「ゲームプログラミング学習」に特化しているってこと。
最近はcodeacademyやjs.do.it、そしてdotinstallなど、ブラウザ上で手軽にプログラミングが学べるサービスが沢山登場している。けれども、あれもこれもといろいろなコトが出来るので、かえって初心者がどれを勉強しようか戸惑ってしまったり、説明がややこしくなったりしてしまう。
もともと、週アスの3月号に掲載されたenchant.jsの記事では、js.do.itを使っていたのだけど、js.do.itでenchant.jsをどうつかうのか、という部分についてかなりの説明が必要だった。
そこでそうしたもやもやを一気に取り払って、手っ取り早くenchant.js「だけ」を勉強できるようにしたブラウザだけの統合学習環境(ILE;Integrated Learning Environment)がこの「code.9leap」というわけなのだ。
使い方は実にカンタン!
アカウントを登録(sign up)してログインしたら、サンプルプロジェクトからなにか選んで「Fork(フォーク)」するだけ!
たとえば「はじめてのenchant.js」にある「STEP 1:画面に文字を表示しよう」をForkしてみると、下のような画面が表示される。
この画面は、以下のように構成されているんだ。
「RUN」というボタンを押すと、ソースコードが実際に実行されて、「実行画面」の部分で書いたプログラムが動くというワケ。シンプルでしょ?
実際に実行してみると、こんな感じになる。
左上の実行画面に「Hello,Bear」と表示されると同時に、左下のTips部分に「課題1」と表示されたのがわかるだろう。
これは、サンプルごとに用意された課題で、これをクリアすることで、サンプルコードの理解をより深めることが出来るように工夫されている。
もちろん課題をクリアしてもいいし、クリアしなくても問題ない。
書かれている通りに課題をこなしていくと・・・
こんな感じのアニメーションでお祝いしてくれる場合もある。
ゲーム感覚でサクサクとenchant.jsのプログラミングについて学ぶことが出来るというワケ。
実際、enchant.jsのプログラミングそのものはかなりカンタンなんだけど、スタートする前にフォルダーをコピーしたり、いろいろとindex.htmlを弄ったりする作業がなかなか面倒臭いと思うこともある。
そうしたことから考えると、なんの準備もなくいきなりスタートできるcode.9leap.netはかなりプログラミングのハードルを下げてくれるのではないかと期待しているのだ。
今のところ用意されているサンプルコードは、画面に文字を表示したり、クマのスプライト(キャラクター)を表示して叩くと泣いてしまうプログラムを書いたり、クラスの作り方、なんてものを解説してるのだけど、意外と使い方が知られていない、GroupやSceneの使い方なども解説されている。
今のところまだβ版なのでとりあえずそれだけなんだけど、今後も3Dプログラミングやtl.enchant.jsに関するサンプル、物理シミュレーションに関するサンプルなど、どんどんサンプルコードが増えて行って、最終的にはenchant.jsの公式ドキュメントからリンクするだけで見れるようにするつもりだ。
また、9leapへの直接の投稿はまだできないが、近日中に9leapへの投稿と、逆に9leapに投稿されていてソースコードが公開されている(MITライセンスの)ゲームのソースをまるごと取り込む機能など、9leapならではの強力な機能を満載していく予定だぞ!
こんなサンプルが欲しい! という要望は大歓迎、「もっとこんなふうにして欲しい」と思ったら、twitterで#9leapを付けてつぶやいてくれたら開発チームは欠かさずチェックしているので実現する可能性が高くなるぞ!
将来的には、サンプルコードのコンテストも開催するかも!?
さらに、なんとcode.9leapはiPadやiPhoneでも動作するのだ!
残念ながらiPhone/iPad、Androidに最適化されたUIとまではいかないけど、外部のキーボードを併用すれば、iOS端末だけでも快適にプログラミングが学習できるはずだ。
9leapを通じてわかってきたのは、世の中にはプログラミングを勉強したくても自分専用のパソコンを買ってもらえている子供達はごく少ないってこと。
そこでcode.9leapはiOSやタブレットでの動作も積極的に快適にしていきたいと思っているぞ。これはぜひ今後に期待して欲しい。
とにかく今日からスタートしたβサービスでぜひ遊んでみてね!
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