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Androidは僕らにどんな可能性を拓いてくれるのか

やあみんな、元気かな?

今日はちょっと未来のことを考えてみるよ。

今年のトレンドは、間違いなくAndroidになるだろう。

もし携帯電話を買い替えようとしている人がいたら、春まで待った方がいい。

今年の春から冬にかけて新発売される端末は、各社が最も気合いを入れたものになるに違いないからだ。

いま、スペインのバルセロナでは目下、モバイル・ワールド・コングレス(MWC)というイベントが開催されている。

携帯電話を扱うイベントとしては世界最大のもので、毎年10万人近い業界関係者が集まるんだ。

僕が初めて参加したのは3年前。

そのとき、キーノートスピーチで各メーカーのボスが集まってこんなことを話していた。

たとえばマイクロソフトのCEO、スティーブ・バルマーは・・・

決して「iPhone」という言葉は使わずに、「マルチタッチで、ナチュラルなインターフェースで、AppStoreがあって」という表現で、要するにiPhone欲しいと言っていたのだ。

そして世界最大のシェアを誇るNOKIAのCEOも・・・

さらに、iPhoneに最初に対応したアメリカの携帯キャリア、AT&TのCEOは・・・

という具合で、ケータイ業界全体がiPhone欲しいiPhoneパクリたい、という空気がムンムンになっていた。

そしてこのMWC、今年はもう基本的にはAndroidの端末しか出てこないくらいの勢いになっている。

みんなが欲しかったiPhoneモドキがやっと手に入ったって感じなんだろうね。

それくらい、Androidの勢いは凄まじい。

Androidがそれくらいいいものなのかというと、正直、ちょっと微妙だ。

もしiPhoneを愛用しているなら、まだAndroidに乗り換えるほどの積極的な理由は見つけられない。

それにどうせ、iPhoneの新型機やiPadの後継機も、今年の6月には発表されて、7月には発売されることは予想できる(毎年そうだからね)。

だからどちらにせよこの時期に新しい携帯電話を買うのはちょっと待った方がいいんだ。

去年まで、Androidは鬼っ子だった。

Windowsでもない、ガラケーでもない、なんていうか、中途半端なものだった。

ところが今年、Androidはたぶん大ブレイクする。

その理由はいくつかある。

Androidは、安い。

マイクロソフトのように、OSでライセンス料をとらないし、オープンソースだから安い。
また、そもそもガラケーのシステムはもうとっくに限界に達している。

ガラケーを動かしているOSは、Symbianや組込みLinuxなどいろいろあったんだけど、新機能が追加される度に膨大な仕様変更をしなければならない。

いわば建て増し増築を重ねた九龍(クーロン)城みたいになっていて、 そこに新機能をつけていくのは、もう不可能というくらい難しくなっている。

だから、実はガラケーの進化というのは、ドコモでいえば905シリーズが出た当たりで決定的に行き詰まっている。

それから新機能が追加されたりもしたけど、どれもイマイチ普及するまでには至ってない。

そういう、進化の袋小路に居る訳だけど、これを打開するのがAndroidだ。

Androidは素晴らしい。

なにがいいかというと、誰でもホームアプリを作れる。

これって、実は凄いことだ。

ホームアプリとは、いわばケータイのOS、シェルそのもの。

待ち受け画面というのは、それまでキャリアのいわば独占利権だった。

そこがAndroidになって一気に解放される。

これは何を意味するのか?

簡単に言えば、誰でも「自分専用ケータイシェル」を作ることができるということだ。

もう待ち受け画面にショボイFlashしか出せない時代は終わった。

そして待ち受け画面こそが、ケータイのなかで最も長く最も頻繁に表示される画面だ。

そこを自分で作り込めるということは、いろんなアイデアの入り込む余地があるということなのだ。

たとえばどんなものが作れるか

例えばずっと等高線付きの地図が表示されている冒険携帯、なんてものができる。

ケータイのホーム画面をプログラミングすることで、ケータイそのものを全く別の道具のように使うことができる訳だ。

山登りってけっこう、ソーシャル性が高い趣味だと思うんだよね。実際、僕の友人は山で出会った女の子と結婚したりしてる。知らない人同士がすれ違っても、「こんにちわー」って声をかけるのが山のしきたりなんだ。

このホームアプリをインストールして山に登ると、遭難しにくくなるとか、すれ違った人とTwitterのID情報なんかを交換したりしながら、もっと楽しく「こんにちは」できる。

どこで「こんにちわ」したか、という情報も持っていて、万が一遭難した場合でも情報を遠隔でトラックすると遭難場所が探せたり、SkypeのようなVoIPアプリを使うことで、大勢で山に登った時もなにかと便利にできるだろう。

iPhoneで同じことをやろうとすると、アプリを起動しっぱなしにしなければならないからあっという間に電池がなくなってしまうが、Androidの場合、たとえばカシオのEXILIMに内蔵されているハイブリッドGPSのような仕組みをソフトウェア的に実装することで電池を節約したり、スリープ中の振る舞いも細かくて意義できるので、より効果的なものにしていくことができるだろう。

山登り中にあまりいろんなアプリを使うことは考えにくいから、意外と電池は持つように出来るかもしれない。

別のアイデアもある。

たとえば、魚群探知機のディスプレイとしてAndroidを使ったらどうだろう。

最近、釣りがまたブームになっているけど、釣り中に海中の魚群探知機からのデータをBluetoothで受信して、随時待ち受け画面に表示してくれる。

普通の安い魚探だと、ずっと自分でみていないといけないけど、Androidのアプリだったら、魚群を認識して、大きな魚群が現れたら、アラートを鳴らすこともできるはず。

もちろんGPSもついてるから、どこに何時に魚群が居たか、その日の天気はどんなか、といった情報もとってきて、ロギングしておくことができる。

ログが貯まると、漁場の発見に役立てることができるかもしれない。

まあ少年少女と僕はまったく興味がない分野なんだけど、ビジネスマンといえば株だ。

株価はリアルタイムで変わっていくから、ずっと株価を表示し続けるケータイがあれば、ある分野の人はとても便利だろう。

ずつと株価をウォッチしていて、急に上がったり下がったりしたら、やっぱりアラートで知らせてくれるとか、すぐに買い注文、売り注文が出来るとかね。

こんなふうに、Androidはホームアプリを作ることで、同じケータイでも、まるであるサービスの専用端末であるかのように振る舞わせることができるんだ。

これが進んでいくと、たとえば生徒手帳の代わりにホームアプリと端末が配られて、常に時間割が表示されているとか、学校からの連絡や宿題やテストの情報がでてると便利かもしれない。ICカードが内蔵されたAndroidケータイが今年はどんどん増えていくから、学食や図書館の貸し出しもケータイひとつでできるようになる。

そういう学校も遠からず登場するだろう。少子化で、どこも自分の大学を差別化しないといけないからね。

生徒手帳がケータイになってる学校は、単にiPadを配る学校よりはなんだか楽しそうだ。

場所に絡んだものもあり得る。

たとえば、秋葉原でだけ死ぬほど便利なホームアプリ。

秋葉原の激安情報やイベント情報が常に表示されていて、今何がアツいか瞬時に把握できる。

品切れのものや重くて持って帰りたくない本などはバーコードをスキャンするとAmazonで注文してくれたり、秋葉で暇つぶししている人だけが集まるチャット部屋に常に接続していて、集まってモンハンをやったり、メイド喫茶に行ったりできるようなイメージ。

とにかく、ホームアプリを作るだけで、Androidケータイはいろんなものに変身するんだ。

お互い一人しか電話を掛けられない、恋人同士専用ケータイ、なんていうのも作れるし、家族専用ケータイも作れる。

敬老の日におじいちゃんのための「らくらくホン」アプリ、を作ってプレゼント、なんてのもオツだ。

もちろんここで挙げた例は、ウィジェットでできる部分もけっこうある。

AndroidのプログラミングはiPhoneよりずっと簡単でわかりやすいから、挑戦する価値はある。

まだiPhoneのAppStoreほどお金が儲かる気配はないけど、iPhoneよりもずっといろんなことができて可能性が一杯なのが、要するにAndroidなのだ。

しかも今年からAndroidケータイが普及していく、となれば、いまからAndroidのプログラミングを学んでみるのがいいだろうね。

文・shi3z

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