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ぶらり香港電脳旅

深圳はかなりの電脳街なんだけど、香港も負けては居ない。
そもそも深圳が電脳街として栄え始めたのは、香港から電車で2時間程度で行けるという近さも大きなポイントだった。

そこで今日はそんな電脳街と香港の町をぶらり歩いて見つけたものを紹介。


まず香港の電脳事情を語るのに書かせないのがモンコックにある先達廣場(せんだつひろば)。

ここはひとつのビルに所狭しと色んなお店が詰まっているが、その大半が携帯電話屋さんというかなり変わったビルだ。

いわば秋葉原のラジオデパートでパーツの替わりに携帯電話を売っている店、と言ってもいいだろう。

日本には売っていない、ランボルギーニのオフィシャル携帯や、ポルシェデザインの携帯、タグホイヤーの68万円もするケータイなど、レアなもの、変なものが多数売られているぞ。

ごちゃごちゃした感じは中野ブロードウェイっぽいかも。

そしてなんといってもiPhone。
香港在住の携帯電話評論家の山根さんによると、先達廣場の主力商品はiPhoneになってしまったということ。

香港にはiPhoneを買い求めに中国本土からやってくる人たちが後をたたないそうで、香港人にとってiPhoneはもはや「ちょっと飽きたかなあ」という感覚になってるらしく、香港人の間では今はGalaxy Noteがアツい。

iPhoneは転売目的の人たちや、キャリアからの横流し品が市場の大半を占め、ちょっとつまらなくなったという印象らしい。

iPhoneのケース屋さんや、勝手につくられた互換バッテリーなども売られている。
互換バッテリーは、同じサイズなのに容量が二倍になっていたり、爆発しないかどうか心配になるようなものまである。

なぜか日本のケータイも。
docomo Palette UIが搭載された端末を見つけたので思わず写真撮っちゃいました。

売られている端末は、ほとんど全部がSIMフリー。
香港はもちろん、世界中どこでも現地のSIMが使えて便利なのだ。
ただし日本では電波法の関係で使えない。

香港といえば、女人街(にょにんがい)の夜市も有名だ。
先達廣場からすぐ近くにある夜市も、実は電脳スポットなのだ。

ここでもやはりiPhoneケース屋さんが大量にある。
値段はひとつ1000円程度。

ちなみにこの写真の中央のお姉さんはAndroidタブレット(たぶん7000円くらいのしょぼい奴)にキーボード(500円くらい)をつけた端末をレジとして使っていた。

こんなとこまで電脳なわけだね。

 

深圳で仕入れて来たケースをここで売りさばいてるわけだね。

ほかにもレーザーポインターやら、ラジコンヘリコプターやら、男の子が無駄にワクテカするものを売っている。

食べ物屋さんも充実している。
日本の吉野家や大戸屋、和民まであるぞ!
なぜか吉野家ではうどんを売ってる。

しかし香港でスタンダードな日本の食べ物といえば・・・・
なんと言っても、出前一丁。

出前一丁っていうのは、もちろん日清食品のインスタントラーメン。
どのコンビニにも大量の品揃えがあります。

香港では、出前一丁はちょっとしたブランドになっており、同じ料理でも出前一丁の麺にすると追加料金をとられる等、日本ではちょっと信じられないことになっています。

そして毎年開催されている「出前一丁コンテスト」で優勝経験を持つのがここ、「極之好粥麺茶餐廳(Really Good Noodle)」凄い名前の店です。

店名より大きく掲げられた車仔麺(チャジェイミン)とは、香港風ラーメンのこと。

店の中に入ると巨大な出前一丁の文字が。

もはや出前でもなんでもない。

こっちから食べに来ちゃってます。

そしてメニューも出前一丁一色!!

XO醤爆鶏炒出前一丁麺とか、禍々しいにもほどがある!

爆鶏ってなんだよ!

さっそく食べてみると、これがなかなか美味い!辛いけど。

焼きそば風なのでズルズル食べれます。

今回香港に来たのは、香港周辺でコンピュータ関係の展示会が同時に三つもやってるというのでやって来たのですが、とにかく盛り上がりぶりが半端ない。

日本でいえば、東京ゲームショウとCEATECと東京モーターショーが同時に開催されているようなもので、体がいくつあっても足りない感じです。

なんでこんなに同じ期間に同じようなイベントが集中するのかというと、中国側から香港へ渡航するビザは激しく制限されており、大陸の企業が外部の企業と接点を作れるチャンスが限られているため、らしい。

逆に中国に入国するのはすごく簡単になっているのにねえ。

そんなわけで、毎日のようにいろんな展示会に出ているわけだけど、この展示会ってやつがまたバカ広い。

ビックサイトくらいの広さの会場が6階建ての建物にびっしり広がっている。

コミケの6倍の広さといったらその無駄な巨大さが伝わるだろうか。

そして面白いのは、あちこちの会社がAndroid端末を出しているところ。

なぜそうなるのかというと、中国では空前のAndroidブームが起き始めており、カーナビ屋さんやディスプレイ屋さんやデジタルフォトフレーム屋さんやキーボード屋さんといった、もともとはコンピュータとはあまり関係ない人たちが、基盤の供給を受けていきなりハイテク激戦地のど真ん中に挑戦する、というパターンが増えてるらしい。

でもプラスチック整形の金型の値段が高いので、ガワは使い回すパターンが多いとのこと。

さらにARMからのライセンス供給を受けてAndroid互換チップを開発しているメーカーも多い。Rockchip社はそんなメーカーのひとつで、Coretex A8プロセッサベースの低価格チップを作っていたが、そろそろデュアルコアのA9チップに移行するらしい。

Android互換のARMチップは、いわゆるAndroidタブレット以外にもeブック端末(電子ペーパーを使用)やAndroidのセットトップボックスなどにも使われている。

会場には似て非なる端末が入り乱れており、とても全部のAndroid端末を見ることは出来なかった。

たまに、ディスプレイ屋さんがAndroid屋に鞍替えしているときはディスプレイが裸眼3Dになっていたりとちょっとした工夫をしてる場合がある。元気ロケッツの3Dプロモーションビデオがサンプルに使われていたので思わず撮影してしまった。

面白いのは、日本からやってくるバイヤー(あきばお〜など)は、できるだけ安く仕入れたいので工場との直接取引をしたいのだが、実際には販売だけをする商社の方が多くブースを出展しているため、そこが本当に工場なのかどうか、かなり疑ってかかる必要があるのだという。

で、どこに聞いても「うちは工場だ」と言うので、結局のところは値段交渉で粘るしかなくなるのだ。

どれもチップセットも似たり寄ったりで、スペックも似たり寄ったり。

ただ、以前のように「わあこりゃダメなiPadだな」と思っちゃうような本当にダメな形の端末はなりを潜め、「お、これはiPadよりはいいんじゃないの?」と思えるようなスマートなフォルムのものが増えて来た。

ただ、携帯電話に比べるとタブレットは差別化が難しいらしく(単なる平べったい板だし)、あまり独創的なものにはついぞ巡り会えなかった。

会場で目立ったのはAndroid端末の他に、GoProのパクリフォロワー製品。

ヘルメットやサーフボードに取り付けて迫力ある映像が撮影できるGoProみたいな製品が各社からリリースされていた。

カメラは内部構造が簡単で枯れているので、あとはハウジング(ガワ)をどう防水するか、という勝負になるので金型をつくれるほど資金力があってやる気もある会社がこれに携わっていたようだ。

このヘルメットに取り付けられているのは3Dカメラ。

ちょっと工事の人みたいだ。

ちょっと変わったところでは、セグウェイのパクリフォロワー製品

最初はフィットネス器具かと思ったけど、セグウェイよりコンパクトで乗りやすそう。

ただ、もちろん日本の道路交通法では公道でこれに乗ると逮捕されてしまうのでイマイチどういうタイミングで乗ればいいのかわからないのが残念だ。

屋内施設の案内とかにはいいかもしれない。

というわけで、香港電脳街めぐり

なかなか有意義な旅だった。

先日GDCでお会いした時に、ジャーナリストの後藤弘茂さんが「これからはCPUではなくてメモリーの時代になる」と仰っていて、確かにCPUはもはや特別なものじゃなくなってるな、という印象を受けた。

さて、次はどんなものが飛び出してくるのか。

オマケ

ホテルのカフェのメニューがさりげなく基盤風になってる

やはり香港はひと味違う。電脳タウンとしての自覚を感じる。

秋葉原のタリーズコーヒーもこういう感じを見習って欲しいなあ。

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