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深圳(シェンツェン)最新事情! 世界は未だiPhoneに夢中!ライバルは…?

今、世界で一番アツい電脳街といえばどこかわかるかな?

秋葉原?いやー、残念ながら違う。

秋葉原はすっかりフツーの町になってしまった。

電気街としての秋葉原は緩やかに衰退の道をたどり、今は萌えの町だ。

ではどこだろう?

それは中国の杭州にある、深圳(シェンツェン)と呼ばれる町なのだ!

深圳といえば、もはや名実共に世界のハイテク工場。

iPhoneもAndroidもぜんぶこの町で作られている!

もちろんそれだけじゃなく、PCや照明器具、防犯カメラはもちろん、iPhoneケースや拡張バッテリー専門のビルが立っているなど、とにかく日本とはスケールが比較にならない巨大ハイテク都市に成長しているのだ。

そのど真ん中にある電気街は、まさにこれからの世界のITを占う最先端の場所。

実際、数年ぶりに来てみたけど町は完全に様変わりしていたぞ!

今回も深圳を案内してくれたのは、世界中を駆け回る気鋭の携帯電話評論家(アナリスト)である山根さん

山根さんといえば、CNetで不定期連載中の「山根康広の中国トンデモケータイ図鑑」が有名だ。

SIMが四枚ささる謎のケータイやなぜか指輪がついてくるケータイなど、中国の様々なケータイを追いかけているジャーナリストでもある。

今は世界各国のキャリアや大手メーカーのコンサルタントとして、香港を拠点にしながらも世界中を飛び回る日々だ。

突然「深圳に行きたいんですけど、山根さんどうっスか?」とユルいメールを送ったところ、一日だけスケジュールに空きがあり、たまたま香港にいるということなので、一緒に回って来たぞ!

山根氏によれば、未だ中国や香港ではiPhoneの人気が根強いのだと言う。

確かに、香港屈指の電脳街として知られた先達広場でも、iPhoneばかりが売られているのが目立った。

次いで売れているのが、Galaxy SIIだそうだ。しかし今、圧倒的に売れているのはなんといってもGalaxy Noteなのだと言う。

確かにGalaxy Noteといえば、5ヶ月で500万台出荷という、初代iPhoneを上回るペースで飛ぶように売れている超人気商品。

今年のバルセロナで開催されたMobile World Congress(MWC)でも人だかりができていた。

実際、私shi3zも、先日ドコモから発売されたばかりの日本版Galaxy Noteを愛用しているが、写真を撮影して手書きでメモが書けるというのは想像以上に便利で、もはや手放せない端末になった。

あちこちお店を回ってはこんなふうに端末の写真を撮影して印象や価格、サイズ、メーカー名などをメモする。

こうして集めた情報が明日の製品開発に役立つのだ。そういう意味ではかなり実用的に使えている。

さらに、iPhone4よりふたまわり大きいこのサイズは手のひらに入るギリギリ。

電子書籍でマンガを読む場合などはかなり重宝する。

Galaxy Noteの最大の特徴は、なんといってもワコム製電磁誘導タブレットを内蔵していること。

このサイズにそれだけの機能を搭載しているだけでも凄いが、電磁誘導タブレットのため書き味は抜群。

iPhone用の先の丸っこい野暮ったいスタイラスではなく、きちんと設計されたちゃんとしたワコム用のペンが使えるのが素晴らしい。

小さい画面なればこそ、ペンの書き味は重要なのだ。

今のところ世界で唯一、電磁誘導ペンを内蔵した端末だし、売れてしまうのは解る気がする。

SAMSUNGは10.1″版の早くもリリースを発表し、既に世界中に広告展開を仕掛けている。

ずっとこういう端末の出現を待っていた僕としては、これが世界中で飛ぶように売れているというのは単純に嬉しいニュースだ。

さて、このiPhoneとGalaxy Noteの大ヒットを受けて、深圳にも異変が起きているのだと言う。

深圳には以前から携帯電話の端末やパーツ、工具などを売っている専門のビルが立っていたが、ここが軒並みiPhoneケースの店ばかりに改装されてしまったのだという。

しかも、ケースは世界中で飛ぶように売れるらしく、土曜日にも関わらず多くのバイヤーたちでごった返していた。

秋葉原のお店などはここでケースを仕入れて売っているようだ。

中国製品で一般にイメージされるような著作権法無視の粗悪品もあるにはあるが、実際にはかなり下火になってきている。中国でも法規制が厳しくなっていて、あからさまな偽物は作りにくくなってきているというのと、そんなものは子供だましだと中国にいる人々が気づき始めたからのようだ。

各社独自性を打ち出したデザインで色とりどりのケースを並べていた。

「ところがケースにも異変が起きているんですよ」

山根氏によると、少し前にはiPhoneケースが深圳のあらゆる端末ショップを駆逐するほどの勢いがあった。

しかし、ここ数ヶ月で、iPhoneケースだけではなく、Galaxy Noteのケースも増え始めているという。
つまりiPhoneとGalaxy Note、二強時代の出現を予感させる動きだ。

さらに、中国製トンデモケータイといえば、SAMSUNGやApple、HuawellやHTCといった大手メーカーではない、ものすごく規模の小さいメーカーによる独創性溢れる製品だ。

しかしそうした製品は、やや古いGSM対応で、しかも中国語しか使えない端末ばかりだった。

ところがオープンソースのAndroidの出現は、こうした中国端末にもある種の革命をもたらしつつあるようだ。

たとえばこれはGalaxy SIII。もちろんそんな端末はSAMSUNGはまだ発表すらしていない。このGalaxy SIIIは箱も丁寧につくれられて非常に凝ったものになっていた。

そして中身は正真正銘のAndroidだ。

値段は約500元

Androidが入っていないGSM端末もかつては500元が相場だったが、今は200元程度にまで下がっている。

iPhoneの偽物も、もはや普通の偽物では満足できず、メニュー遷移が3D化されたりといった激しい変化を遂げている。

これも200元程度。外装の完成度はかなり高く、動作自体にももたつきがない。iOSが入っていないことが信じられないほど一見してよくできている。

このごついケータイはプロジェクター内蔵。バッテリーが馬鹿でかい。

バッテリー容量は3万8000ミリアンペア時と、通常のケータイのバッテリーの10倍。まあたしかに厚さも10倍くらいあるのでそのくらいの容量はあるのかもしれないが、爆発しないか心配になるサイズだ。

たしかにギャラクシーノート(なぜかキャラクシーノートと書かれているが)のケースもあちこちに目立って置かれていた。

iPhone用パネルは、以前は修理用の交換パーツのみ売られていたが、今はただ修理するだけでなく外観を変えるようなカスタムパーツに変化。

ケースもパンのにおいがするケースなど、工夫を凝らしたものになってきている。

PCはあまり売っていなかったが、これはMacそっくりのWindows機で、CPUはAtom。値段は15000円程度と格安。

秋葉原でも売ってる店あったかな。

携帯電話に比べると差別化が難しいタブレットは、あんまりへんな端末はでていないようだ。

タブレットの筐体の種類も限られていて、複数のメーカーで同じデザインのボディを使い回しているのが現状らしい。

ただ、たまに少し変わったデザインのタブレットをみると安心するというか、「ああ、進化しようと努力はしてるのね」という気分になる。

とはいえ電話にしろタブレットにしろ、まだまだ設計コストやチップのコストが高いのでチャレンジャブルな謎端末が登場するにはもう少しタイムラグがありそうだ。

しかしAndroidは明らかに中国のメーカーにとって福音になりつつある。

というのも、以前はMediatekという台湾のチップメーカーが、チップを買ってくれた工場に対して自社のOSを無償提供していた。その結果、中国ではMediatekチップを搭載した独創性溢れるケータイが溢れたのだ。

しかしMediatek自体もAndroidへの移行を余儀なくされており、今後はMediatekのチップもAndroid互換へ進化していく。

そうなるとまた多くの独創性を発揮したタブレットや携帯電話が出現してくる可能性が高まることが期待できる。

そんなわけで今回の深圳行きもいろいろな意味で収穫の多い一日だった。

深圳はめちゃくちゃ広いので、一日まわるともうクタクタ。足はガクガクになります。

山登りする以上にきつい。

とはいえ時々は深圳に来て世の中の流れがどんな方向に行こうとしているのか自分の目で見て確認しないとなあ、と改めて痛感したなあ。

また近いうちに来よう。

 

 

 

 

 

[おまけ]

一日深圳を案内してくれたお礼に、山根さんに夕飯をご馳走することにした。

山根さんによる正しい北京ダックの食べ方

まず、タレを付けたダックとキュウリとネギを中心より上に置きます

次に、それを半分に折ります。

さらに、左右をたたみます。

小さくコンパクトにまとめます。

はいできあがり!

北京ダック、香港では300香港ドル(3000円)でお腹いっぱい食べることが出来ます。

香港にきて美味いものも食べずにケータイばっかり見てるってのも考えてみれば不健康ですなあ。

山根さん、どうもありがとうございました!

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