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月間1000万PV突破の人気WebサービスTogetterはこうして産まれた(後編)



Togetterの開発者@yositosiさんにも会える!?
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前編はこちら


——短い期間に集中してサービスをリリースを重ねるようなスタイルでは、プログラミングや生活の中で気をつけていることはありますか?

プログラミング自体は集中し始めれば一気に進められるタイプなので、むしろ作業を途切れさせるような予定が入っちゃうと一気に気が抜けちゃうときはあるね。今から集中してもなあって思っちゃうときはある。だからプログラミング以外何もやらないようなまとまった時間を確保しておきたい。
プログラミングの環境自体はあまりこだわりがなくて、そもそも技術的なエンジニアリングもそれほど興味ないし、プログラミングも自己流というか、こだわりのないシンプルなままというか。eclipseが使えていればいいから、基本のマウスとキーボードがあって、作りたいことに集中できればいいやって感じなんだよね。

——作りたいことに集中できればいいという感じですか。

そうだね。基本的にマウスとコピー&ペーストでプログラムを書くからキーボード打つよりコピー。3文字打つだけでもコピーしたい。イコールも代入もリファレンスから拾ってきてコピーで済ませたい。

早くサービスを出せることが武器

——ところで、Togetter開発時には既存の類似サービスやライバルの存在等は意識していましたか?

開発中は特に何も意識してなかったなあ。Togetterと同じ事をするものはまだ無くて、つぶやきをブログに貼るためのタグを吐き出すジェネレータとかはあったけど、Togetterみたいに順番変えたりとか出来るほど便利じゃなかったし。だから何か参考にしたサービスとか意識したものは無かった。世の中に無いから作ろうって方向に意識がむいたかもしれない。

——ちゅぶりを作った時からドラッグドロップのUIを入れようとは思いませんでしたか?

ちゅぶり作った時は技術力的にまだまだそんなレベルじゃなくて、javascriptでDOMの順番を変えられるように頑張りましたみたいな。だからドラッグドロップもTogetterの前に作ったサービスで試してみて、ああこれはいけそうだなって感覚があったから入れたというか。サービス一つ作るたびに出来る事が増えて、その経験の積み重ねが次のサービスで使われてる。

Togetterで使われてるフレームワークがあるんだけど、それは僕が独自のブラッシュアップを重ねた独自のフレームワークで、最近も使い勝手の改良を続けているから今ではTogetterのソースコードを触るのが億劫になるくらい。僕がサービスをリリースするたびに改良しているから、Togetterのフレームワークは5世代くらい古い。その頃と比べると構造も違っているし、自分の道具としての使い勝手がすごく良くなってる。
そういう道具はサービスを早く作るための武器になるよね。今までRailsとかcakePHPとか触ってきたけど、手早くモノを出すには規模感がありすぎるというか、そういうのを触ってきた経験から、ここだけあればいいな、っていう部分を切り出していったものになってる。

 

——最近Togetterの中であった面白いものってありますか?

最近あった流れとしてはTogetterをブログみたいに使い始めている人たちが出てきた事かな。単にツイートをまとめるだけじゃなくて、テキストとか画像を挟み込んで装飾できるんだけど、Togetterでまとめることで、自分のブログでやるよりもPVが稼げるし簡単に作れるし効果的なんじゃないか。っていう人たち。そういうツイートのまとめだけじゃなくて主張とか考え方が沢山書いてあってすごい濃いコンテンツになっているものとか。

——テキストを挟み込めるようになったのは去年の1月からですよね。

その機能の使い方は何処にも書いてないけど、ユーザーが使い方を編み出してくれたり、使い方の記事書いてくれたり。

——そういった機能というのは、ユーザーからの希望に基づいて追加しているんですか?

最初は見出しを書くみたいな想定をしていたから、テキストを差し込む機能がここまで大きな規模になるとは思ってなかったけど。以前からまとめの見出しのために「まとめその1」みたいなつぶやきをしてるユーザーさんがいて、そういう機能があったら便利かなって思っていれた。今はつぶやきよりテキストが多いようなまとめもある。だからテキスト機能やブログ的使い方をされるようになって、情報発信のツールとしての側面が強くなったかもね。

イベントログとしての活用

developers summitっていうイベントがあるんだけど、いくつかのセッションが平行して進んでいく形式になっていて、人によっては見たいセッションが被るよね。普通はセッション内容を後から追いかけるのはなかなか難しいんだけど、それを有志の人たちがチームを組んで、各セッション毎に担当を送り込んで実況しつつ各セッションのTogetterをまとめていくっていうことをやってる。それのエクセルがgoogleに上がっているのを見ると、未来のセッション分までTogetterの場所を確保してあって、70個くらい更新予定地としてタイトルがついてる。そこにセッションが終わったらツイートをまとめて内容をアーカイブ化されていく。これは今まで見た事が無い動きだった。でもこれで直接見れなかったセッションが多少なりとも雰囲気を掴めるし、使い方としてはTogetterと相性良いモノだと思うね。

——イベントの間でも更新できるtwitterのメリットと、あとでつぶやきをまとめられるTogetterの仕組みが活かされているように思えます。

そういうことをやってもいい雰囲気があるのはTogetterのある種の強みというか、URLを確保しておいても固い事言わなそうだな、と思わせるゆるい空気って大事だと思う。色んな使い方が生まれてくる雰囲気作りには成功していると思う。

——そういう色々な使い方をしてよいと思わせる雰囲気作りはサービス全体で意識していることなんですか。

それは最初から僕が考えていることで、Togetter自体がツールとして始まっているから。ツールって自分の好きなように使いたいじゃない。そこに何か変なルールを入れると萎えちゃうから、そこはツールに徹するようにしてます。

——Togetterは初ログインしてもまとめ例やチュートリアルのようなものは出されませんよね。自由度が高いツールとして、これは珍しいことだと思います。

皆の表現の手段はあまり制限したくないなあと。そこは常に大切にしていきたいけど、一方でメディアのように面白いコンテンツは面白く盛り上げて、可能ならそれをtwitterの外にいる人にも読んでもらいたいなあっていうのもある。内輪でつぶやいたネタをまとめるのにも使ってほしいし、面白いまとめは盛り上げて行く事を考えると、なかなかハンドリングが難しい。

Togetterまとめイベントとは

——今週末にはTogetterが中心となったイベントを開催する訳ですが、何かテーマのようなものは決められていますか?

Togetterの一年間を振り返って面白いまとめを作った人を表彰するのが目的なので、まとめ人の方に声をかけてイベントに来てもらえるように調整をかけたりしています。去年だと、非常に話題になったつぶやきとして、メディアアーティストの八谷さんが呟いたうんち・おならで例える原発解説というものがあって、分かりづらかった原発や放射線について子どもの視点で分かりやすくつぶやいてた。このまとめは後日にメディアミックス的に動画が作られてyoutubeに載ったりして面白い動きをしたから、イベントには八谷さんに来てもらった。そういう人とか、まとめ職人と呼ばれる人たちが大集合みたいなイベントにしたい。去年やったときもすごく盛り上がったし、単純に皆でまとめを読み返すというだけでも面白い。

あ、でも表彰するのはまとめた人が会場に来ているのが条件だからね。来ない人にはあげられないから…。

——それはちょっと厳しいですね…

メダルとか用意してるから、是非来てほしいですね。
部門別で上げるなら、「ツイートエンターテイメント部門」のノミネートが一番面白くて、twitter中心に面白かったまとめが集まってます。他にもドキュメンタリー部門は時事性やニュース性の高いものを集めていたり、生っぽさがすごく出ているノンフィクションまとめ。コラムニスト部門はTogetterを巧く使ったビジネスハウツーな感じ。読み物として面白いものも多いかな。そういう一年間で出てきたまとめを審査するイベントになります。その中からもっとも優秀な作品をゴールデントゥギャり大賞とします。これには想像を絶するようなトロフィーを今用意してますので是非…。

それから、ゴールデントゥギャりの表彰だけでなく招待者同士のセッションもやる予定。最近ではユーザーの作ったまとめが既存のメディアに取り上げられる機会も多くなっていて、情報の出所の在り方が変わってきてると思う。Togetterまとめがヤフーニュースとかからリンクされることも増えた。まとめってユーザーのつぶやきを集めたものだから、既存のメディアが扱っていくには難しいものがあるのかもしれない。ボトムアップ的なものを取捨選択して行くというか。
このセッションにはtwitter本社の人も出てきてくれます。本社の人が来てくれるというのは初の試みのはず。

——webサービスなのにオフラインイベントを開くのも面白いですね。ところで、まとめまとめっていうイベントを開催するきっかけは何だったんですか。

きっかけは東京カルチャーカルチャーの人と知り合いになったこと。「ちょっとイベントやりたいんですよね」って言ったらあれよあれよと言う間にイベントの日付と構成が決まっちゃった。この時は準備とかほぼ一人でやってたから大変だったけど、イベントとしては大成功。だから二回目もやってみたいなと。

——それはファンサービスとしての面もあるんですか。交流イベントとしての。

イベントでなら直接ユーザーさんにTogetterがこれからどうしていきたいのかを伝えることができるし、PRの場でもあると思う。色々な面があって、ファンサービス的な意味もあるし、今回は新機能のお披露目も兼ねてます。
Togetterのページからチケットも買えるので是非是非という感じです。あとTogetterグッズとか。

——新機能ですか。詳しい事はイベント当日に伺うとして、Togetterとしてこれからどういう方向性に進化していくのですか。

今あるTogetterの問題点の解消とか、もっと便利になるような機能を一つ一つ増やして行きます。それは、Togetterユーザーが増えてきて互いに配慮しないといけない場合というものも出てきたし、つぶやくけどまとめられたくない場合もあるわけで。そういう人もうまくサポートできるような機能を入れたいなと思う。あるいはもっとライトな人とか初心者の人にも使ってもらえるような、ユーザーの幅がもっと広げられるようなものを予定しています。僕としてはTogetterを使う人をどんどん増やしたいと思っていて、今の一日に作られるまとめが500/日なのを1000/日にしたいぞとか。そういう作成機能の強化は課題です。

——なるほど。ではメディアとしてのTogetterはどのように成長していきますか。

メディアとしては、Togetterにまとめられたコンテンツの中から皆で楽しめるものを巧くピックアップしてより多くの人に見てもらえる仕組みづくりを進めたい。今でも人気のまとめはトゥギャったんがつぶやいてくれて人が来るっていう循環をしているけど、それをtwitterの外にも広げて行きたい。そのためには面白いまとめを作ってくれる人にはTogetter内でもっと活躍してもらえるような仕組みを入れたい。ライトな人からコアに使ってくれる人までをサポートする色んな仕掛けを入れて行きたいのでお楽しみに。

——ありがとうございました。


ちなみに、Togetterでは現在デザイナーの学生インターンを募集中!絵が描けてPhotoshop, Illustratorが使えればCSS等の知識は不要、勤務は週一回から応相談。togetterにインターンしてみたい学生は@yositosiまで!


Togetterの開発者@yositosiさんにも会える!?
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