iPadが発売されてから、わずかに一年半。もうすっかり「タブレット端末」が当たり前のようになってきました。これってけっこうスゴいことだよね?
この先の未来のコンピュータはどうなってしまうのか、iPhone→iPadと少しずつ大きくなってきて、これからどんどん大きくなって行くとすると・・・
そんな研究を真面目にやっているのがイリノイ大学のEVL(エレクトリック・ヴィジュアライゼーション研究所)だ。
こんな面白そうな研究をしてるなんて驚きだよね。
果たしてどんな人が作っているのか、これからの未来はどうなるのか、開発者のジェイソン・リー博士にwise9編集部がSkypeで単独インタビューを申し込んでみたぞ!
すると意外な事実が次々飛び出して白熱の展開になったのだった!
- 本日はお時間をいただいてありがとうございます。まずは博士のご経歴について教えていただけますか?
Jason Leigh (ジェイソン・リー) 博士:
僕はコンピュータサイエンティストです。学士、修士、博士は全てコンピュータサイエンスです。最初にパソコンに興味を持ったきっかけは、ゲームを作りたかったことです。最初のパソコンはPET 2001でした。それで、アタリを手に入れたら、ゲームのプログラミングに夢中になりました。
- 当時の特に気に入ったゲームは?
JL:スター・レイダーズでしたね。当時は実に革命的でした。
- 名作ですね。古典ともいえる。
JL:そうですね、暇な時はいつもアタリの店に入り浸って、タダでパソコンで遊んでいました(笑)ある日店長がやってきて、「アタリの人が来て、ソフト開発について話をするよ」とワークショップへの誘いを受けました。あの時知らなかったんですが、発表者は後で伝説的な存在となったクリス・クロフォードでした。
- あのクリス・クロフォードですか!!すごいですね!
JL:クロフォードさんは、最初の教育シミュレーションゲームを開発したんです。
- バランス・オブ・パワーですね。素晴らしいゲームでしたね。
JL:とにかく、クロフォードさんはクレイジーな人でした。僕も彼みたいになりたいな、と思いました(笑)ちなみに、これは私が子供の頃、当時は香港にいたときのことです。Analog Computingという、米国の雑誌があって、そこへ記事を書いて投稿してみました。あの時はあまり深く考えていなかったですね。コンピューターというものは新しいし、父親はコンピュータで飯が食えるとは思っていませんでした。父親は化学工学を勉強するように私に- プレッシャーをかけていました。ところが、Analogに記事が載り、50ドルをもらいました。オヤジに見せたら、「コンピューターでも飯食えるんだな」と言われて(笑)それで、大学に入ってまずやったのは、光学専攻からコンピュータサイエンスへの路線変更でした。
- なるほど、それで今の研究につながって行くわけですね
JL:我々のElectronics Visualization Laboratoryの専門は、最新のコンピューターグラフィクスのハードウェアとソフトウェアの開発です。主な目的は、研究者の役に立つことです。科学者は、よくデータが多すぎて、分析が追いつかないことがあるんですね。
では、どうすれば分析できるようになるのでしょうか?うまく可視化すれば、より分かりやすくなるのではないか、というのが我々の研究テーマです。
実はあのビデオは、およそ12年前に始めた研究でした。それ以前の1990年代には、バーチャルリアルティの分野で数多くの研究をやっていたんです。CAVEという、9立方メートルの部屋を開発しました。中に入ることができ、目の前にリアルな立体物が現れます。今や、CAVEは世界中にあります。日本でもいくつかありますね。初期に開発した、「Cabin」というCAVEは東大にあるらしいです。
- そうなんですか!
JL:多分まだ動いていると思います。世界初の六面のCAVEだと思います。それで、日本のCAVEということで、入る前に靴を脱がないとね(笑)
2000年頃、我々はプロジェクション技術からLCDパネルに移行しはじめました。その方が安くて高画質だったからね。いつか、人々はこういうディスプレーを壁のように全面に張り付けたいるようになるだろうなと考えたんです。
そういう壁を作ろうとしました。当時はLCDのベゼルが非常に厚く、1インチはありましたが、データに追われる研究者たちにその有用性を納得させるには十分でした。
主な対象となるのは、非常に高解像度なスクリーンを必要とする人々です。空中写真とか、国土安全保証(米軍やCIA、NSAなど)に関わる人たち、壁に表示すると、細かいところまで見えます。そして、こういう大型ディスプレーを使うと、普通のキーボードとマウスがが非常に使いづらくなってしまい、これに対する解決策はまだWindowsにもMacにもありません。
将来的に、全ての壁がディスプレイになるとしたら、人々はどのようにその壁とインタラクションするのか。そこで我々は1からディスプレーというものを考え直しました。この間の6年間は、そういう壁ディスプレーの新たなインターフェース開発を行ってきたのです。
もう一つの可能性としては、そういうディスプレーでゲームを遊ぶことです。僕はゲームプログラミングも教えていて、さまざまなディスプレイを発明しているので、各学期の終わりには、これからの5-10年間に出そうな技術に基づいた新しいテーマがでてきます。
この新しい技術を活用したゲームを開発するよう学生たちに指示したりするんです。もし他の大学みたいに、現代流行ってる技術を中心にすると、学生たちが卒業する頃はもう時代遅れになっちゃうでしょ?未来の技術をベースにしていたら、卒業してもまだ時代より少し進んでる。だから未来を教えよう、とね(笑)
その未来とは、ジェスチャーで操作できるインターフェースを持ち、3Dで、自由なものです。9年前に、ゲームプログラミングの授業を始めた頃、最初のテーマの一つは3Dゲームを開発することでした。当時の学生たちはもう卒業して、ゲーム会社で就職したんですけど、今は3Dテレビ用の3Dゲーム開発の一線で働いています。
アーサー・ニシモトは私のテレビゲームの講義を受けていた学部生の1人で、特に優秀でした。ゲーム開発者に相応しい考え方の持ち主でした。僕の若い頃にそっくりでね。
ゲームクリエーターは、いたずらっこじゃないといけません。いつもいじったり、実験しなきゃ。アーサーは、いつもなにかを作ったり、改造したりして遊んでいて、遊びの中からマルチタッチテーブル用のゲームを開発したんです。世界初ですよ。
学生たちが開発したものは、宣伝に力を入れています。彼らもいつか就職しなければならないからね(笑)
彼らがかっこいいものを作ったら、YouTubeにアップするように言っているんです。芸術選考の学生で、ビデオに詳しい学生もいますから。実は僕もちょろっと編集しますね、もうちょっとすっきりした形にしようとしますね。なぜかは僕もよく分からないけど、うちの学生はあまりSF映画を見ませんね(笑)
- それは残念ですね(笑)
JL: ビデオをYoutubeにアップロードしたら、KotakuやengadgetやGizmodoに短い記事を投稿してみます。すると、簡単に一般の若者に知られるようになって、うまくいけば大学と学生の宣伝になります。[multi-modal collaborative workspace]のビデオで驚いたことは、爆発的なPV数でした。たたの2週間で20万PVを超えて、今はもっとです。
- 今後、この技術はどのように応用されていくと思いますか?
JL: もともとは膨大なデータを扱うのに苦心している研究者のために開発しました。ところが、企業もこの技術に意外と興味を持っていることがわかってきました。
例えば、農業関係の企業、植物の成長を研究する企業は、データがものすごく沢山あって、こういう装置は非常に役に立ちます。そして、この技術を通して遠く離れているパートナーとデータを共有したい会社もあります。具体的な名前は出せませんが、と映画とゲームで有名な会社です。
ほぼ全部の映画やゲーム制作は、国際的になっていて、データの分配に問題を抱えています。Skypeとかでチャットするだけではなく、距離に関係なく、気軽にデータを共通することが彼らの望みです。こういう壁ディスプレイの表示は全て共有されて、絵コンテやイラスト、ビデオ、ゲームのプロトタイプなど、何でも簡単に表示できます。結構声かけられています。最初は科学の分野での利用を考えていましたが、いつの間にかビジネス向けになってきましたね。
まあ、技術が安くなってきたお陰ですね。例えば、CAVEは100万ドルでした。開発した当時、建築会社の反応は、「すげぇ!模型を作らなくても、ビルの中はちゃんと見せれるぜ。これ、いくら?」で、「100万ドル」と答えたら、彼は消えてしまったんですね(笑)でも、時が経つにつれすごく安くなってきました。普通に手に入るシャープやパナソニックの立体テレビって、90年代の技術より遥かに質がいいです。こういう技術は特に余裕のある建築会社に好まれてきましたね。まあ、どこでもそうですけどね。
- 現状は何人まで同時に触ることが出来ますか?最大何人まで操作可能でしょうか?
JL:そうですね…正直、数えたことないですね。普通は学生が17人います。週に一回やる定例会議は、皆がラップトップを開いてスクリーンを壁に映しますね。
- すごいですね!17人ですか?そして、それ以上もあり得るんですね。
JL:そうですね、まあ、回線容量によります。システムを働かすパソコンは20ギガビットです。家庭用のインターネットの容量よりも、2万倍ぐらい多いですね(笑)
以前は高速ネットワークの研究をやっていて、もし回線容量制限はなかったとしたら、どうなるのか、と考えてみました。もしコムキャストやNTT Docomoが無料で制限のない回線をくれたら、どうなるの、と。そうなったら、何でもかんでもストリーミングするだろうな、と。
それで、やっぱりその5年後、ソフトウェアをインストールせずに、ストリーミングを中心とするゲーム会社が現れました。OnLiveですね。セットトップボックスと、クラウドにあるサーバがあって、ストリーミングでゲームを遊ぶわけです。回線容量が十分あれば、できますね、待ち時間が問題にならない限りは。
- 新しいゲーム機を買わなくても良いということですね。
JL:まあ、そうですね。
- ちなみに、動作環境はPC/Macどちらですか? それとも独自のものですか?
JL:ああ、Linuxですね。オープンソースで、WindowsやMacに基づいていないですね。むしろ、デスクトップというものを1から考え直しました。インポートは可能ですけど。WindowsやMacを使うユーザーもいます。でも、簡単にいじれるので、基本的にいうとLinuxですね。
- ハードウェア構成はどのようになっていますか?カスタマイズするのや、商品としてはいくらぐらいなんでしょうか?
JL:主に普通に手に入れられるハードウェアですね。後ほどカスタムの部分を説明します。5,6年前、100メガピクセルの壁を開発しました。
- 何ですって?!
JL:(笑)僕たちは望みが高いですね。当時は世界最大のハイビジョンディスプレーでした。LCDのパネルが55、30台のパソコンに働かされました。で、研究者に見せたら分かったのは、一般の人は30台のパソコンを管理したくないってことでした。
- InfiniBandを使ったり?
JL:いや、InfiniBandは失敗すると思って、避けました。とある理由によりまだ残っているけど(笑)でも、とにかく、あの当時はなるべくコンピューターの数を減らそうとしました。コンピューターの数を減らせば減らすほど、普通の研究者は操作できるようになったからです。
アーサーさんが操作していた壁は、驚くことに1台のコンピューターで操作されていました。まあ、画質はちょっと低いですけど(20メガピクセルということで、普通のハイビジョンテレビの8倍くらいかな)。でも、ごく普通のグラフィクスカードとビデオ分配機をふんだんに搭載したので(ビデオカードとMatrox 1-3のスプリッターですね)、それで画質が高まりますね。パフォーマンスはリアルタイムゲームほどよくないですけど、アーサーさんのゲームは比較的うまく動きました。
とにかく大事なのは、技術を使いやすい形にしたってことです。研究者にとっても、会社にとっても使いやすくする為に、技術を利用したい、という会社にも提供したんです。
今度の挑戦はカスタムです。実は、ビデオでアーサーが操作しているスクリーンは、撮影の直後ダウンしてしまいました。あれはもう2年ものの古いディスプレイでした(笑)
- あっ、そうなんですか?
JL:そうですね。僕らの時間軸では、2年は実に長い期間です。だいたい毎年何か新しい革新が起きています。今は3Dディスプレーを20台注文しているところです。恐らく世界初、そして世界最大の半シームレスLCD壁となりますね。半分ぐらいは冗談だったんですけど、アーサーさんに言ったのは、「今度はあれ専用のゲームを頼むぞ!」ってことでした(笑)
- じゃ、アクバー提督(※スターウォーズの宇宙艦隊の司令官)の気分になれるわけですね(笑)
JL:(笑)そうだな、スターウォーズといえばね…ご存知じゃないかもしれませんが、実は1976年に我々はスターウォーズのCG開発を担当したんです。あのデス・スターのベクターイメージはご存知ですか?反乱同盟軍がデス・スターを爆発する方法を発表するシーンですね。
- もちろん知っています!あれはあなたが作ったんですか?
JL:ジョージ・ルーカスはデザイナーの1人をここに送りました。あの人は、学生たちと一緒にそのワイヤーフレーム画像を作ったんです。
- 僕(shi3z)は、子供の頃、あのシーンを見て3Dプログラミングに興味を持ったんですよ。感激です。
JL:ははは。それは良かった。とりあえず今の研究では、10月までに3D壁面ディスプレイを完成にして、それで、恐らく1年後もう1つの新しい3D壁面ディスプレイを目指しています。幅10メートルになると思います。でも、実はデザインはまだ検討中で、もしかすると円筒型になるかもしれません。Zガンダムのリニアシートみたいなイメージです。
- Zガンダム!日本のアニメにもお詳しいんですか?
JL:僕の研究は全部SFにインスパイアされていますね。できればSFの世界に住みたいくらい(笑)
- あの大きなスクリーンはいつ頃完成しますか?
JL:大きいのは、来年の夏になりそうですね。コンピューターも、ディスプレーもいっぱい買わなきゃ…高くなりそうです。70万ドルぐらいになるかな。
- 完成したら、見に行ってもいいですか?
JL:ぜひぜひ、来年の夏メールを下さい(笑)
- ちなみに、開発期間はどのくらいでしたか?
JL:期間は有機的に延びていきます(笑)。我々が今までやってきた研究、例えば90年代のVR研究、が元になっています。CAVEを開発した頃、色々学びましたね。もし手を振りすぎたりしたら、使い手は疲れて腹が立っちゃうことが分かりました。そして、一般の人はこういう技術の歴史に無関心だということも分かりました。だからKotakuやEngadgetにニュースを送ってみたんです。一般の人は、色んな製品を見て、「すげぇ!」と思うんですけど、実は20年前から研究室にあった、というパターンが多いのでね。
- いやあ、すごいですね。
JL:Kinectはご存知ですよね?実はそんな3Dトラッキングシステムを実装したデバイスも1990年頃すでにありました。でも学術雑誌を読まない限り気付かないですね。もっとアカデミックよりではなく、一般向けの宣伝が必要ってことが分かりました。そうしないと、NintendoやPlayStationやMicrosoftがこういう技術を開発した、と皆に思われちゃいます。実はそうでもない…何十年の研究の結果ですね。
- 製品になれるまで、何故そんなに時間がかかるでしょうか?
JL:まあ、物価の問題です。後は、何かが流行るとしたら、結構安くなるって傾向もありますね。あるいは、コンソーシアムが立ち上がって、その力で流行る、ってパターンもあります。3Dはそういう感じでした。ついに映画会社も、ディスプレー会社も、皆が「これ利益になるから、やろうぜ」という意識です。そうなると、競争の力で値段も安くなっていきます。Wiiのリモコンは30-40ドルでしょう?90年代は、似たような装置は1, 2万ドル(70〜180万円)でした。
- ものすごいコストダウンですね
JL:テレビ用の3Dメガネはね、150ドルぐらいかな?かつて、一個は2000ドルもしました。それに、すごく質も悪かった。今の方がだいぶ良くなりましたね。「3Dメガネが苦手」って文句を耳にしたら、90年代のやつを経験させたいですね。
だから、EngadgetやGizmodoみたいな雑誌は実に重要な役割を果たしていると思います。研究の初期段階でも、分かりやすく説明しますから。普通の人には、学術雑誌を読んでくれ、ということは言いません。
- さきほど企業の話をされましたが、この技術は今販売中ということですか?
JL: まあ、僕らは大学ですからディスプレイは販売しません。そういうことはそもそもできないんですよ。なので、興味のある会社にライセンス提供をして、共同研究をします。最近、次世代3Dディスプレーの開発を目標として、ある会社とパートナーシップを組みました。うまくいけば、一般人にも販売可能の形になるでしょうね
我々が開発したソフト(SAGE「Scalable Adaptive Graphics Environment」)はオープンソースで、政府が資金提供を得て、誰でも使えるようになっています。ただ、多くの場合はソフトウェアのカスタムマイズが必要です。
実はちょうど今、日本の大企業と相談中です。何の会社なのかは言えませんが(笑)このソフトのライセンシングに興味を持っているようです。
- 今後、この技術はどのように応用されていくと思いますか?
JL:3Dテレビについて一番よく耳にする文句は、メガネが必要ってことですね。実は、我々は6年前にグラスレス3D環境を開発していたんですよ。
ユーザの目線の動きをトラッキングするんです。頭の動きにあわせて、映像自体が動く。すると3Dに見えるわけです。そして、複数の視聴者が共に見られるような技術もあります。実は、映画館でも実現できるんじゃないかな。3Dメガネ無しで。ただ、問題はLCDのベゼルを0まで薄くすることです。2ミリまで削ってきましたが、まだゼロではないですね。いつかできるとは思いますが。
3Dの場合も、新たなるディスプレーの場合も、自然感が目標ってことが分かってきました。メガネや、不便なデバイスをなくして、自然に自分の環境とインタラクションすることです。それと、全ての端末の間に情報をいまよりもっと気軽に共有することです。パソコンも、iPhoneも、色んな端末の中に、なるべく簡単にデータを共有したいですね。僕たちはそういう環境を作りたいですね。
2000年にある「未来は壁型のディスプレーが主流になる」という講演をしました。
自宅の壁、写真を考えてみて下さい。もし自動的に変わったら、どうですか?例えば、自分の家をハワイに替えられます。それで、部屋に照明が不要になるほど、ディスプレーが明るくなります。ランプも要らないですね。
- 素晴らしい未来ですね。最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
JL:日本人の大学院生は大歓迎です!来てくれると嬉しいです。興味あったら是非連絡して下さい。
- 今日はお時間をいただき、本当にありがとうございました。
JL:こちらこそ、とても楽しかったです。ご存知の通り、YouTubeのチャネルはありますね。サブスクライブしてくれると、ピングされて、それで3Dディスプレーが出来上がったら分かります。実は、ビデオも3Dで撮影するつもりです。メガネを用意して下さいね(笑)
- 用意しますとも!(笑)研究の成功を祈っています。
JL:ありがとうございます。
翻訳:エリック・マキーバー
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