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4人のプログラマーが誇りを賭けて16時間で40本のゲームを開発。その一部始終

湯島の誇る(自称)美人レポーターHidemyがサンフランシスコからお届けします。

 

さて、飛行機でのバトルがイマイチ消化不良だったshi3zご老公は、「夕飯を食べたあと、再度決着をつける!」と言い出し、急遽「環太平洋ミニゲーム開発オリンピック本戦」の開催が決定されました。

今回の優勝者には新型のMacBookProが贈呈され、最下位の人には、恥ずかしくてお父さんお母さんに顔向けできない、セクシーTシャツを一日着る、という罰ゲームが用意されています。

(続きは以下のリンクから)

この日の夕飯はサンフランシスコ名物のカニ料理。私も大好きなカニ料理を食べて、というよりも食べ過ぎて、若干グロッキーな状態のTAZZY実行委員長によって、その大会の開会は宣言されました。

以下、ちょっとレポート口調に変わるので、文体変わります。

——————————————————————————————————-

2011年2月26日(土)21時20分、環太平洋ゲーム開発オリンピックの始まりである。

年齢、経験問わず、プログラマーたちがJavaScriptでミニゲームを造り合うガチバトルである。
参加者は以下の通り
伏見遼平(リョウヘイ)選手 19歳
近藤誠選手 23歳
清水亮(shi3z)選手 34歳
鎌田淳二選手 31歳

大会ルールは以下のようになる。

制限時間は明日(27日)の正午まで。
・最低ノルマは10個。
・システム上似ているものは許可するが、かぶりは許されない。
・発表の段階でかぶった場合、両選手からそのゲームはカウント対象外とされる。
・1位には新しいMBPが贈呈される。
・最下位の者には、屈辱的な罰ゲームが待ち構えている。
・10個以上つくれなかった者は罰ゲームの対象である。

 

上記ルールにのっとり、TAZZY委員長が独断と偏見で順位を決めることとなった。

 

22:00
大会開始40分経過。


カニの店から一同が部屋へともどり、黙々と作業を始めていた。
全員同じ条件下のもと、ゲームを創るため、
東京→サンフランシスコ間機内で作った
鎌田選手のマゾゲーム
近藤選手のアプリゲーム5個
清水選手のゲーム8個
まずはこれらをソースを共有した。

Hidemy取材員が選手たちにコーヒーの差し入れ。さすが気の効く湯島系OLである。暇を持て余した彼女はおもむろに近藤選手に近寄った。

近藤選手の様子を見てみる。

まだとくに開発には着手していないようだ。
前回作ったMaxwellの悪魔のソースコードを整理していた。

 

清水選手はというと、
メルルーの秘宝の画像を入手し、飛行機中で開発したバナナゲームに載せているようだ。

「今回もあの小僧どもに目にもの見せてやりますよ。
果たして僕に勝てるかな?はっはっは!」

選手全員3メートルも離れていないこの空間で、彼は自身たっぷりにそう言った。

 

22:15
鎌田選手がおもむろに立ち上がる。
なにやらバッグをごそごそとしだした。

iPhoneを取り出し、音楽を聴くようだ。臨戦態勢である。カメラを向けるとはずかしそうに「いや、まだ全然っす!」と、余裕の表情を見せた。

 

同じ頃、伏見選手が上着を脱ぎだした。
伏見選手はJavaScriptのおさらいがてら、素数かどうかを判断する反射神経ゲームをつくっているという。
2つのベッドの間に置かれたエクストラベッドが作り出した絶妙なフィット空間で、彼はプログラミングを開始した。

全選手の前でアップルマークが静かに光る、そんな光景がしばらく続いた。
それぞれの選手が密かに熱き闘志をみせだした。

22時31分
近藤選手が謎のBボタン連打のような動きをトラックパッドにあてだした。
何かと思い、思わず近寄ってみる。
今開発中のゲームはどうやら連打にかかわるものなのだろうか?

ひとまず今回の様子見はこの辺にしておこう。
また一時間後に来てみるとしよう。

23時45分
再び選手たちが作業する会場に来てみる。
清水選手がすでに2つできたという。
エクストラベッドがひらかれ、それぞれが寝る準備もばっちり、という感じではあるが、まだ誰一人寝ようとはしていない。

伏見選手は、合コンゲームをつくっていた。
男女をかぶらないようにストラテジックに配置するゲームである。


意外に難しそうである。

 

それを聞いて、「あせったー、かぶったかとおもったー」と鎌田選手。
究極のマゾゲームのあとは究極の合コンゲームを作成中なのだろうか?

清水選手はスーパーシミズブラザーズを作成中
メルルーキャラで作られたマリオブラザーズに似た画面がウィンドウ上に踊っている。
近藤選手がすかさず「枠の意味がないところがいいですねえ。」
と、突っ込みをいれる。

そして近藤選手が(自称の)の自信作をみせた。
「ザ・反復横跳び」
さわやかな画像のキャラが連打で反復横跳びをするゲームだ。
ちなみに画像は「反復横跳び」で検索したらしい。

試してみる。
時間内にいかに連打しポイントを貯めれるか。なかなか面白い。
5回くらいはやってもいいかもしれない。

鎌田選手「メイドインワリオっぽいですよね」
近藤選手「僕の好きなゲーム、メイドインワリオっぽくなるんですよねー。」
伏見選手「これだったらアクセルとブレーキだけですすむものとかもいいですよねえ」
清水選手「ゼロヨンだね。」
伏見選手「電車でGOとかも。これだったら、「腹筋ゲーム」「背筋ゲーム」なんてどうですかね。」
と、同じシリーズを連発させ、委員長からの評価を下げようとさせる攻撃だろうか。
自画自賛をしながらもお互いのかぶりを回避しようと、
選手たちの牽制ぶりがうかがえる。

鎌田選手に近づく。

「いかがですか、調子は?」
「いや、僕は一番Tシャツに近い男なんで…。まだ何も。
大穴的な存在としておいてくださいよ。」

と、相変わらずの謙遜っぷりである。

「ですがみなさんのソースコードがとても読みやすいので、大変助かりますね」

と、ヨイショもわすれない。まだまだ余裕なのだろうか。しかし次の瞬間、彼はこうもらした

「しかしこれは××以来のつらさですねー。」

と、以前のあるプロジェクトと比較した。
「それ、結構辛いってことですね…。」

と、近藤選手が鎌田選手の心中を察した。

そこへすかさず清水選手
「いやー、またできちゃったよ。
みんなこれ、かぶんないかなー。気をつけてねー。」

と、選手たちをあおる。

「かぶったとき用に13個くらいつくったほうがいいか。」

と、近藤選手。

「これ、絶対面白いよ!」
相変わらず自分の作品に自身たっぷりである。
どうやら彼は3DSのやり過ぎで2Dのソースすらも3Dに見えてきたらしい。

 

 

「次何つくろっかなー。はあー、眠い」

と、清水選手。
時計がちょうど、深夜0時を告げた。
それぞれの思惑が渦巻く中、大会は静かに白熱していた。
残された時間はあと12時間。
はたして、Tシャツの犠牲となる者は現れるのだろうか?

Hidemy取材員が選手たちの操作する画面をのぞき見てみる。
近藤選手の画面にはなにやら電話のダイヤル画面のような画面がでている。
「今日は雨が降るかな?」という文字が書かれている。

清水選手の画面には、
ピンク、青、緑、紫の何かもちゃもちゃしたものが敷き詰められている。

伏見選手はクリックで素振りをするゲームをみせてくれた。
連打で素振りをし、回数によってコメントがかわるようだ。
1000回くらいで、今日はこの辺でやめよう、というふうになるという。
ストイックな感じに仕上げたいという。
なかなかコメントが変わるのが面白く、1000回目は何言うんだろう?
という気にもなる。

清水選手、近藤選手、伏見選手は4本目に突入しているという。

鎌田選手は真剣な表情でキーボードをたたいている
のぞきにいくと、


「え?0ですよ。」

と、やはりの答えがかえってきた。

「プログラムに関しては嘘つかない」

と、ウエスタン村のインディアンのようにまっすぐな瞳で語った。
たぶん私生活では相当数な嘘をついてると思われる。

どうやらそれは本当らしく、絶賛コーディング中のようである。
この後の追い上げに期待だ。

 

0時20分
清水選手が愛用のモレスキンになにやら書き出している。
企画を再度練っているようだ。
あのノートから一体どんなゲームが生まれるのだろうか。

またあとで来てみよう。

2時00分
日本で言えば丑が三つの丑三つどきである。
選手部屋をのぞくと、近藤選手と伏見選手が寝ていた。
清水選手と鎌田選手はキーボードで手を踊らせている。

鎌田選手は、「まだ0です!もうちょいで1ですかね~」と、困り果てた顔をした。ひさびさに絶望感を味わったという。

一方清水選手は、相変わらず順調そうである。
聞くところにはすでに8個目に突入しているようだ。
今回は機内での前半戦とは違い、
バッテリー切れ、ネット使い放題なのでいろいろな面でも安心フリーだ。

清水選手の画面を覗き見してみると、作っていたのは「名探偵オレ」
ネーミングがいい。


被害者、実行犯、首謀者、協力者を探し出すゲームだ。
意外な結果となっているのか、それとも予想通りなのか、
何ターンでクリアできるかが鍵である。

近藤選手はめがね芸能人であれば見せない素顔を見せながら
すやすやと仮眠をとっていた。どうやら5個は作ったらしい。
伏見選手もベッドの上で寝ていた。
果たして、どんな結果になるのだろうか?

あと1時間もしないうちに清水選手は10個のノルマ達成しそうである。

一方その頃、TAZZY審査委員長は別室で黙々と仕事をしていた。

部屋を覗いたついでに、清水選手はスターソルジャーを軽くプレイ。

ファミコンソフトからヒントを得ているのだろうか?
HidemyレポーターもpokeFAMIを借り、スターソルジャーやバトルシティを遊ぶ。

2時50分
選手部屋をのぞくと、
鎌田選手と清水選手が作業していた。
なんと、ついに鎌田選手の記念すべき1本目が作成されたという。
計算ゲームで、+、-、×、÷を当てるゲームだ。
デバッグではまっていたのだという。
ついに眠れる獅子が動き出した感じもする。

清水選手はまだ8本目に取り組んでいた。
どこかで見たようなメルルーキャラがどこかで見たような画面で動いている。
ここからまだ作り込んでいくのだという。

すると近藤選手が起き、動き始めた。
様子を聞くと、なぞの画面の説明してくれた。
出てくる台詞に合わせ、117/110/119をコールするゲームなのだという。
合点。
次に作成中の画面でなにやら数字が降り注いでいる。
果たしてどんなゲームができるのだろうか。

伏見選手は時折めざめつつも、まだうつろな状態であった。

3時53分
いい具合の時間になってきた。
私たちの2月26日はまだまだ終らない。
近藤選手は連打ゲーム「アメニモマケズ」を作成。


いかに少ない雨粒で洞窟へはいらせるかというゲームである。
現在6つ目のゲームを作成中。

鎌田選手は現在4つ目。
順調な追い上げを見せている。
サンプルをみせてくれたが、それはなんとサブリミナル効果を利用したもので、
サンフランシスコの思い出とともに鎌田選手の顔が挿入されるものだ。
鎌田選手、これをどこで使うつもりなのだろうか…

清水選手はなんと9つ目
タイトルは「キャッチ・ザ・ハート」。
数ある選択肢からぐっとくるプレゼントを選んであげるようだ。


ナンシーの緩い画像とカタコトなコメントが絶妙なバランスを醸し出している。
その前につくったものも見せてくれた。
それは「キャッチ・ザ・パンティ
そらから降り落ちるパンティを拾うゲームである。
メルルーのガチファンタジーキャラがぴょんぴょんとパンティをとるゲームである。
ぴょんぴょんとパンティを。

すると鎌田選手「かぶった!」と焦りの一言。
さすがである。
すかさず清水選手の作品をチェックするが、若干違ったようだ。
安堵の表情で自分の陣地へ戻っていった。

 

小腹が空いた選手たち、日本からたんまりと持参した非常食CPRをチャージ。
清水選手は一風堂、近藤選手はすみれをチョイスだ。


Hidemy取材員もミルクシーフードヌードルに引かれつつも、美容と健康のためぐっと我慢したのだった。
コーヒーメーカーをうまく利用し、残念な感じでCPR作成。


日本ではまだ9時、ジンバブエでは正午だ!と自分たちに言い聞かせる。
しかし現地時間で4時である事はまぎれもない事実だった。

アルデンテすみれをチャージしながら
近藤選手、はやくも7本目にとりかかる。
そのタイトルは「ええじゃないか」。


お金がびゅんびゅんと流れていくところをハイジャンプでキャッチするゲームである。
なかなか面白そうだ。

 

清水選手も9本目の余裕を見せ、TTC仕様のスウェットに装備変更。
後ろのTTCがキュートな1品に仕上がっている。

全く起きない伏見選手。果たしてノルマを達成できるのか!?
朝の追い上げが期待されるところである。

 

6時39分


清水選手がtwitterで10本目は3Dだ!とつぶやくのを最後に、記憶をなくした取材員、久々に選手たちの様子を見に行くが選手部屋では、鎌田選手ひとりがもくもくと作業をしていた。
近藤選手と伏見選手は朝食を食べにいったらしい。
鎌田選手も、ついに7個目突入だという。
後半の順調な追い上げぶりに
「サブリミナルとか、かなり期待してますよ!」

と、言葉をかける。
選手全員、かなりタフな時間になってきていることは間違いない。
ここからどんな展開をみせるのだろうか。

そんなこんなで、12時まで展開を見守ろうと思ったが、さすがに実況を終了してみる。完成系は大会終了のときに楽しみにしていよう。
果たして、明日(今日)の正午、どんなゲームが揃うのだろうか?

以下の予告編ムービーで期待を膨らませていただきたい

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